1/1

ルージュAOPコルス・フィガリ2017/ドメーヌ・ド・ラ・ムルタ

¥4,400 税込

送料が別途¥1,100かかります。

Rouge AOP Corse Figari
品種:カルカジョロ・ネロ 80% グルナッシュやニエルチオ20%(混植混醸なのでおおよその割合)
栽培・醸造:ビオロジック農法。
徐梗後、ステンレスタンク内で 18~19℃で 23 日間の かけて醗酵。ルモンタージュを一日1回。ピジャージュはしない。タンク内で6ヶ月間の熟成。SO2 は醗酵終了時と瓶詰め時に少量。 コメント:ピヴォワンヌ(牡丹)の香りが印象的。口に含むと、果実味、甘味とともに熟したフルー ツの味わいが広がる。タンニンがとてもなめらかに溶け込み、味の広がりは大きくはないが、いつまで も余韻が残っている印象。ブラックチェリーやプラムを思わせる残り香に、かすかに感じるデーツの後味。

コルシカ島南部フィガリ村の街道沿いにある小さな土産物屋が、ドメ ーヌ直営のワイン販売店。年間生産量 250hl、約3万 3000 本 (内赤は1万 2000 本)の小規模な生産者なので、ワインの大 半をここで売り切ってしまい、これまでに海外への輸出は念頭になかっ た。よって日本への出荷が初めての輸出となる。 初代当主の Joseph Cantara / ジョセフ・カンターラ氏が 1965 年 にフィガリ空港の近くに畑を購入し、ワイン造りを始めた。彼はもう既に 引退し、隣接する小さな家で余生を過ごしている。

■現在、ドメーヌを運営しているのはジョセフの孫にあたる若き Sébastien Cantara / セバスチャン・カンターラ 氏。彼の話によれば、コルシカ島では 70~80 年代に単一品種、国際品種への植え替えが盛んに行われた が、祖父のジョセフ氏は頑なに伝統品種を守り続けたと言う。何故なら、現在8ha の畑に植わる「カルカジョ ロ・ネロ」はコルシカ島の他の場所には見られない地場品種であると信じており、フィガリ村のテロワールにもっとも 適したブドウだと考えるからだ。土壌は粘土の混じった花崗岩。果皮の厚いニエルチオよりも暑さに弱いので、粘 土の混じった少し冷たい土が適している。さらにこの品種は実が密集しているので、日照量が多く風の吹きぬけ る平地の畑が良いとされている。通常、コルシカ島ではシャカレロで赤、ニエルチオでロゼを造ることが多いと資料 では記述されているが、フィガリ村ではカルカジョロ・ネロこそが赤を造るのにふさわしく、シャカレロはロゼ用として 使用される事が多い。 そしてこの生産者で最も特徴的な点、それは現在コルシカ島でも数 少ない混植の畑だということ。カルカジョロ・ネロの畑には、セバスチャン 氏曰く「なんだかよくわからないブドウが色々一緒に植わっている」そう で、ニエルチオの畑は分かれた区画に所在しているのだが、このブドウ も一緒に醸造してしまう。赤ワインの複雑な味わいは、複数のブドウが ブレンドされた混植と混醸によるものである。

なお、畑は 1965 年当時から除草剤等を使用しておらず、セバスチャン 氏の父である先代の Jean-Paul Cantara / ジャン・ポール・カンターラ 氏の代、2000 年にエコセールの認証を取得している。 ドメーヌ名のムルタとは現地の言葉でネズの木の一種の意味で、販売店 の在る街道沿いにはたくさんの樹が実をつけている。ジョセフ氏の最近の 楽しみは、ネズの実を漬け込んだ自家製リキュールを造ることだそうである。

このショップでは酒類を取り扱っています。20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。

商品をアプリでお気に入り
  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥4,400 税込

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品